中古物件の不動産投資における利回りの相場とメリット・デメリット

中古物件へ不動産投資するときは、利回りが重要なポイントになります。利回りとは、投資額に対する収入の割合のことです。中古マンションと一戸建てに分けて、利回りの相場を解説します。さらに、それぞれへ不動産投資するメリット・デメリットも紹介します。投資物件を決める前に確認しておきましょう。

中古マンションの不動産投資の利回りについて

中古マンションへ不動産投資するときに気を付けたい、利回りのポイントを解説します。

利回りの相場は3~7%程度

中古マンションにおける利回りの相場は3~7%程度です。投資額の3~7%が収入になると考えればよいでしょう。物件によっては、利回りが10%を超えるものもあります。ただし、利回りが高ければよいというわけではありません。

利回りが高ければよいわけではない

不動産投資の利回りは、以下の計算式で求められます。

単純利回り=年間収入合計額÷投資総額×100

投資総額が小さい中古マンションは、利回りが高くなりがちです。投資総額が極端に小さい中古マンションは、何かしらの理由を抱えていることが少なくありません。利回りだけに注目して投資をすると、入居者を集められないことも考えられます。詳細を調べたうえで、価値ある物件であることを確認しておきましょう。

中古戸建ての不動産投資の利回りについて

中古戸建ても、不動産投資の選択肢として挙げられます。利回りはどれくらいが相場なのでしょうか。

利回りの相場

中古戸建ての利回りの相場は、10~15%程度といわれています。中には、20%を超える物件もあります。中古マンションに比べると、利回りの相場は高いといえるでしょう。

高利回り物件はリフォーム代などに注意

中古戸建ての高利回り物件であれば、短期間で投資額を回収できるかもしれません。ただし、安価で販売されている中古戸建ての中には、大規模なリフォームを必要とするものもあります。しっかり確認しておかないと、実際に購入する段階になって利回りが下がってしまうかもしれません。不動産会社などに相談したうえで、検討を進めることをおすすめします。

中古マンションと戸建てへの投資のメリット・デメリット

最後に、中古マンションと中古戸建てに投資するメリット・デメリットを紹介します。

共通するメリット・デメリット

中古マンション・中古戸建てに共通するメリットは以下の通りです。

・新築物件に比べ投資額が少ない
・新築物件に比べ利回りが高い
・節税対策になる
・長期にわたる安定した収入を確保できる

中古マンション・中古戸建てに共通するデメリットは以下の通りです。

・新築に比べると寿命が短い
・リフォームやリノベーションのコストがかかる
・メンテナンスにもコストがかかる

中古マンションへ投資するメリット・デメリット

中古マンションならではのメリットは以下の通りです。

・中古戸建てに比べるとリフォーム・リノベーションのコストを抑えやすい
・駅チカ物件など、値崩れしにくい物件を見つけやすい
・複数の部屋を一度に購入することでまとまった収入を確保できる

中古マンションならではのデメリットは以下の通りです。

・中古建てに比べると管理コストがかかる
・基本的に、土地だけを売却することはできない

中古戸建てへ投資するメリット・デメリット

中古戸建てならではのメリットは以下の通りです。

・土地の資産価値も期待できる
・共用部分がないので管理コストを抑えられる
・長期間、入居し続ける入居者が多い

中古戸建てならではのデメリットは以下の通りです。

・中古マンションに比べるとリフォーム・リノベーションのコストがかかりやすい
・駅チカなど、条件の良い物件を見つけづらい

中古物件は利回りが魅力!ただし注意も必要

中古物件は、投資総額が少なくなるため利回りが高めです。投資総額を抑えたい方はもちろん、短期間で投資総額を回収したい方にも最適といえます。ただし、利回りが高いからといって、必ずしも優良物件とはいえません。中には、そのままの状態だと新規入居者を見込みづらい物件もあります。不動産投資を始めるときは、必ず物件の詳細を確認しましょう。信頼できる不動産会社に相談すれば、適切なアドバイスをしてくれるはずです。

 

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