不動産投資における中古物件のメリット・デメリット

不動産投資を始めるにあたり、中古物件でよいのか悩んでいませんか。お困りの方のために、中古物件に投資するメリットとデメリットを解説します。さらに、購入を検討したい中古物件の特徴、中古物件への投資が向いている人も紹介します。以下の情報を参考にすれば、中古物件に投資してよいかがわかるはずです。不動産投資を検討している方は、参考にしてみてください。

不動産投資における中古物件のメリット・デメリットとは」

中古物件に投資するメリットとデメリットとして、以下の点が挙げられます。

メリット」

利回りがよい

最初のメリットとして、投資利回りの良さが挙げられます。投資利回りとは、投資額に対する収入の割合です。投資利回りの良い商品は、元手を回収しやすいといえます。不動産の投資利回りは、以下の計算式で求められます。

・単純利回り=年間収入÷投資総額×100
・NOI利回り=(年間収入-年間諸経費)÷投資総額×100

中古物件は、新築物件よりも投資総額を抑えられるので投資利回りがよいのです。

値崩れしづらい

次のメリットとして、新築物件に比べ値崩れを起こしにくい点が挙げられます。中古物件の価格下落率は、完成直後のほうが大きくなります。価格が下がってから購入すれば、急激な値崩れを心配する必要はありません。

選択肢が豊富

以上のほかでは、新築物件に比べ選択肢が豊富な点もメリットとして挙げられます。駅チカなど、条件の良い物件を見つけやすいといえます。

デメリット」

修繕費用がかかる

古い中古物件の場合、経年劣化などにより修繕費用がかかる恐れがあります。また、今はかからなくても早いタイミングで修繕が必要になることも考えられます。新築物件にくらべて修繕に費用がかかりやすい点には注意が必要です。

融資の条件が厳しい

新築物件に比べると、融資の条件は厳しくなりがちです。具体的には、物件価格に対する融資の割合が少なくなる、返済期間が短くなるなどが考えられます。

不動産投資を検討したい中古物件の特徴」

いくつかのデメリットはあるものの、中古物件は魅力的な不動産投資対象です。おすすめできる中古物件の特徴を紹介します。

築5年目くらいの物件」

不動産の物件価格は、築5年目ごろまでを目安に急激に下落します。したがって、この頃の中古物件であれば、投資総額を抑えられるのでおすすめです。新築と大きく変わらない状態も魅力といえるでしょう。

リノベーション済みの物件」

建物を骨組みの状態まで戻し、間取り・内装・配管などを新しくしたリノベーション物件もおすすめです。新築物件よりも安い価格で、新築同様の物件を取得できます。

中古物件の不動産投資はどんな人に向いている?」

中古物件の不動産投資には以上の特徴があります。投資総額を抑えたい方や投資利回りを重視したい方に向いていると考えられます。ただし、新築物件に比べると空室リスクは高くなります。競合物件との兼ね合いを考えて、集客戦略を練る必要があるかもしれません。基本的には、不動産投資の知識や経験がある方、専門家のサポートを受けられる方に向いているといえるでしょう。

中古物件は魅力のある不動産投資物件」

中古物件には、利回りがよい、値崩れしづらい、選択肢が豊富などのメリットと、修繕費用がかかる、融資条件が厳しいなどのデメリットがあります。デメリットが気になる方は、築5年目くらいの物件やリノベーション物件を選ぶとよいかもしれません。いずれにせよ、新築物件より空室リスクは高くなります。中古物件のメリットに魅力を感じる方は、専門家に相談したうえで検討を進めるとよいでしょう。

 

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