近年、日本経済の低迷が大きな問題へと発展している影響で、月収や賞与の大幅減少に頭を抱えている人も少なくありません。このような背景のなか、念のために複数の収入源を確保する目的で、不動産投資の開始を検討している人が増えてきています。
ここでは、少ない資金額からはじめられる少額不動産投資の概要やメリット・デメリット、投資を成功へと導くためのポイントなどについて解説します。
Contents
少額ではじめられる不動産投資の種類とその特徴
不動産投資案件のなかには、少ない資金額からはじめられる投資プランも数多く存在します。そのため、少額に適用した不動産投資は、従来の投資案件と比べて、比較的気軽に投資・資金運用をスタートさせることが可能です。
ここでは、少額ではじめられる不動産投資の種類と特徴について解説します。
REIT【不動産投資信託】
REIT【不動産投資信託】とは、不動産投資会社が取り扱っている金融商品の一種のことを指します。REIT【不動産投資信託】の詳しい投資方法としては、各出資者から集めた資金を基に、不動産投資会社が物件を運用します。
また、REIT【不動産投資信託】の利益配分については、不動産投資会社が出資者に対して分配する家賃収入や物件の売却益が、出資者の主な収入・利益となります。
不動産小口化商品
不動産小口化商品は、少ない資金額での不動産投資を可能とするために発案された投資プランとなります。
不動産小口化商品では、1つのオフィスビルやマンションに対して複数の出資者が投資する形が採用されています。また、具体的な不動産運用方法としては、投資に必要な資金を分散するだけでなく、「投資物件を出資者たちが共同所有する」といった運用手段が用いられています。
クラウドファンディング
クラウドファンディングとは、1つのプロジェクト案件に対して不特定多数の出資者がお互いに資金を出し合う投資方法のことを指します。クラウドファンディングでは、投資先となるプロジェクトによって目標金額の設定が異なるうえ、実際の出資額に応じて待遇の差が設定されます。
また、問い合わせや申し込みの窓口に関しては、主にインターネット上のWEBサイトを活用したうえで、各プロジェクトの出資者を集っているケースが多いです。そのため、クラウドファンディングは、他の不動産投資案件と比べても、比較的気軽に投資をはじめることが可能な手段だといえます。
少額不動産投資のメリット・デメリット
少額不動産投資は、数多くのメリットを得ることが可能な投資方法です。しかし、なかには、少なからずデメリットも存在します。
少額不動産投資にまつわるメリットとデメリットについては以下のとおりです。
少額不動産投資にまつわるメリット
・失敗リスクをできる限り抑えたうえで、不動産投資をはじめることが可能
・少額の資金で不動産投資にチャレンジできる
・少額からはじめられるため、不動産投資のノウハウを学ぶ方法として活用できる
・将来的には投資の規模を大きくすることも可能
・サラリーマンの副業としてはじめた後、最終的には専業の不動産投資家を目指せる
・少額で投資できる物件の場合、高利回りを見込みやすい
・損益通算によっては、節税メリットを得られるケースも多い
少額不動産投資にまつわるデメリット
・現物の物件に対して資金投資を実施する不動産投資案件の場合、少額であるがゆえに投資対象物件が限られる
・「築年数が古い物件」や「利便性が悪い物件」などといった格安物件の場合、集客力の著しい低下が見込まれる
・REIT【不動産投資信託】に関しては、手数料のぶんだけ投資効率が悪くなる
・クラウドファンディングは途中解約できない
少額不動産投資のスタートを検討する際は、あらかじめ前述のメリット・デメリットを十分に理解したうえで、もっとも自分に適した投資方法を選択しましょう。
少額不動産投資を行う際のポイント
少額不動産投資をはじめる際は、あらかじめ十分な収益を確保するためのポイントなどを入念にリサーチしておくことが大切です。
少額不動産投資を成功へと導くための具体的なポイントについては以下のとおりです。
不動産自体の資産価値を上げる
「定期的なメンテナンスを心がける」や「将来的な開発・発展が期待できるエリアの物件を購入する」など、不動産自体の資産価値を引き上げられるような工夫を取り入れることが大切。
付加価値をつける
「おしゃれな内装にリノベーションする」や「セキュリティ面を強化する」など、入居者が快適かつ安心して生活できる空間づくりを徹底する。
綿密な収益シミュレーションを計画する
あらかじめ綿密な収益シミュレーションを計画しておくことで、不動産投資にまつわる失敗リスクを最小限に抑えることが可能。
少額不動産投資で失敗リスクの少ない資金運用を実現しよう
少額不動産投資とは、少ない資金額からはじめられる不動産投資案件のことを指します。また、少額不動産投資には、REIT【不動産投資信託】や不動産小口化商品、クラウドファンディングなど、さまざまな種類の投資プランが設けられています。
そのため、不動産を活用した投資案件の開始を検討する際は、あらかじめ各投資プランの詳細やメリット・デメリットについて入念にリサーチしたうえで、もっとも自分に適した投資プランを選択することが大切です。
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